第9話
館内では 巨大スクリーンを使ったビデオ上映施設があった
札幌のアイマックスシアターみたいなもんです
暇なので こちらも見学してゆくことにしよう
シアターの出入り口はまでは コンパニオンが案内してくれる
お客は 僕を含めた 総勢5名
入り口まで 案内すると あとは 会場内を担当するコンパニオンと案内係りがバトンタッチすると説明された
僕達5名は 会場内へと進む
しかし、会場内には 案内を担当する コンパニオンは居なかった
いや 居るにはいるが 会場内の客席上段に座って居眠りしているのだ
(ー_ー)
『 ZZZZZ・・・・・・・ZZZZ・・・ 』
僕達が入場してきたのには まだ気づいていない
ダッチワイフ宜しく豪快に 大口あけて 寝ている(笑)
いつになったら 目覚めるのかと期待しつつ5名のお客サンは ずっと彼女を見守った
5名の客の放つ熱い視線が 彼女へと降り注ぐ・・・。
彼女はその気配を察知したらしく 意外と早く目覚めた
寝起きの彼女は 照れくさそうな表情を浮かべ (/-_-) 足早に会場から 去っていった
勿論 既に着席してしまっている 僕達に対する座席誘導など 無い。
しばらくすると 上映開始のブザーが鳴った。
このブザーが鳴り終えたとき、舞台のそでから先ほどの 居眠りコンパニオンが再登場。
スクリーン横に立ったかと思うと おもむろに足を軽く交差させて 立ちポーズを決めるコンパニオンやモデル特有のスタイルをみせて こう言った
『 皆様本日は当屋久島環境文化村センターをご利用いただき
誠に有難う うんぬん かんぬん・・・・・ 』
真顔で これを話しだしたときには 俺達客一同は つらかったね
笑いたくて 笑いたくて もう 死にそう(笑)
いよいよ 耐えられなくなった 女性観光客なんて 笑いこらえ切れなくて座席の陰にしゃがみこんでたもん
5人しか 客居なかったんだし
『 さっきは 居眠りしちゃって すみません・・・ 』くらいのコメントから 始めたほうが 良かったような・・・。
ビデオの内容は 贅沢にも ナレーションが 俳優の阿部寛さんでした
だけど もっと贅沢なのは 軽く300人は収容できようかという会場にお客が5人だけで見てたことかな
今ごろは 何人みてるかしら?
ビデオや 館内の展示物は そこそこ面白いので
屋久島へ渡ることがあれば みなさんも是非どうぞ。
つづく
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