第24話

今日泊まるお部屋は相部屋形式の6人部屋。

だけどこの日は定員割れしていて3人しか泊まっていなかった。

僕よりも先に部屋に到着していたのは、埼玉の大学へと通う大学生。

しかも、沖縄へ遊びに来るのは
3回目とのこと。

彼はこのあと特に予定も無いということだったので あとで夕食を一緒にとる為に、二人で街へ出ようと約束した。

3回も沖縄へやってきている人なので、大変心強いガイドさんといったところだろう。

しかも、就職が内定したばかりであり、その就職先は 先ほど紹介した

ガイドブック『沖縄・離島 全48島 』の
出版社なのだという。

これは本格的に心強いぞ。



僕と埼玉の学生が あれこれと話していると 本日同室する予定であった3人目の宿泊客が入室してきた。

その顔には見覚えがある

なんと さっき別れたばかりの 梁山泊くんだ。

二人は早過ぎる再会を喜んだ。



梁山泊は まだ 食事したいと思うほど 腹もへっていないということだったので宿に残り、僕と学生の二人で 沖縄の町へでることにする。


取りあえず 定番の
『 国際通り 』を目指す


宿から国際通りまでは 歩いても15分ほどで到着します。

僕達は てくてくと 歩いた。

目的地の 国際通りは 道に迷うこともなく到着。

通りは 人で溢れている。

半分くらいは 観光客?だろうか・・・。

国際通りの雰囲気だが繁華街といっても、札幌の街とは、随分印象が違っている。

大きなテナントビルが立ち並ぶ札幌と違い、ここでは雑居ビルが沢山あってお店がはいっていたり、個人商店サイズのお店が一杯ひしめきあっているといった感じが強い。

商業都市というよりは
商店街密集都市といった所に思える。

土産物屋・食い物屋・今は昼間なのでシャッターが開いていないけどライブハウスなんかもあちこちにあった。

驚くのは ちょっとした路地なんかにも ちゃんと店があって どこまでが繁華街となっているのか良くわからないということだ。

国際通りから折れて入って行く公設市場周辺などまるで迷路のよう!!

そして、そのどこにでも人が居る。

本当に活気に溢れた
沖縄住民のパワーを感じさせられた。

大店舗の大型店ばかりが出店しなくても、こういった形の繁栄の仕方もあるんだなぁ・・・。

そんな思いを感じつつ、僕達は続く街並みを歩きまわった。


つづく・・・。




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