第26話

壷屋通りまでの道は、くねくねと曲がる路地になっていて、民家が続く。

民家の門柱の上や、屋根の上には
シーサーがあり、
『 俺がこの家の守り神だぞ!! 』
ってな具合にこっちを見ている。

     

そんな各家のシーサー達を見て回ると、どれ一つとして同じ物が無いように思われた。

シーサーの置いていない門や、路地の突き当たりには
『 石巌富 』(「 いしがんとう 」と読むらしい。)と文字の書かれた石柱なとが立っていた。

これは、突き当たりになるような場所には
魔物が巣くい易いと信じられており、それらに対する魔よけとして、文字を刻んであるのだという。

もしかしたら 交通事故の多い場所のガードレールに
『 石巌富 』と落書きしておけば、事故が減るかもしれないね。

事故の多い北海道のガードレールのあちこちに、石巌富の文字や、シーサーが置いてあったらちょっと楽しいかもしれないな・・・。

         

つづく・・・。




小樽観光「樽樽源トップページ > サイト製作者ちゃきさん > プロフィール紹介 > 僕の旅日記表紙 > 第26話